リマナチュラル化粧品の開発にあたって重視したポイントのひとつが「水」。最初の基礎化粧品を発売した1990年代半ば頃は、化粧品の水といえばほとんどがミネラルが除去された精製水でしたが、化粧品がよりなじみやすくなるように、自然のミネラルバランスを保った天然水を配合することとしました。

たどり着いたのは埼玉県の秩父地方の湧き水。１億年以上前に形成されたといわれる古い地層に磨かれて、標高約400mの山中にこんこんと湧き出ています。その周辺には、水のきれいな場所に自生するというわさびが群生し、水質はそのままで飲用基準をクリアするほどの清らかさ。専用の非加熱ラインでボトリングして工場へと運び、化粧品の原料にしています。

リマナチュラル化粧品の原点は「椿油」。日本で古来愛用されてきた長い歴史を持つとともに、皮脂の主成分・オレイン酸トリグリセライドを85％も含み、酸化しにくく、紫外線のダメージを和らげる性質を持った、日本を象徴する理想的な美容オイルです。

リマナチュラル化粧品には創業以来、利島（としま）産椿油を化粧品原料として配合しています。利島には日本固有の原生種である「ヤブツバキ」が20万本以上あり、島全体がこの林に覆われています。椿油生産の歴史は250年以上におよび、今も島の主力の産業です。

国産椿油は希少性が高く、国内の植物油生産量のわずか約2％。しかも利島では島の生活への配慮から無農薬・無化学肥料栽培が続けられており、品質にも優れています。