髪にツヤがない、パサついて広がりやすい、そんなときは髪の水分が蒸発してしまっているのかもしれません。紫外線やダメージの影響で髪の表面が傷ついていると保水力が失われてしまいます。コンディションの改善策としてはオイルで髪をコート（保護）することがあげられます。

日本ではこうした用途には古くから椿油が使われていました。その歴史は平安時代（1,000年以上前）にさかのぼるといわれています。椿は日本原産の植物ですので、そこかしこにある身近な存在だったようです。

また、椿油を分析してみると、皮脂の主成分・オレイン酸を85％以上含み（→髪によくなじむ）、酸化しにくい（→時間が経っても酸化して嫌な匂いになりにくい）ことから、髪油にとても適していることが分かっていますが、古の人々は生活の知恵としてこのことに気づいていたのかもしれません。日本人の美の象徴である「みどりの黒髪」を育んできたのは椿油だったといえそうです。

この椿油を高配合*したクリームが当品です。他の化粧品同様に、希少性の高い国産・無農薬の椿油を配合しています。
＊全成分表示の冒頭、最初の「水」に続く2番めが椿油です。全成分表示は原則として配合量順に記載します。

クリームはオイルよりもベタつきにくく、均一にのばしやすいほか、適度な水分（秩父の天然水を配合）も補うことができるので、髪のコンディションを良好に整えていただくことができます。また、ラベンダーとシトラスの精油で原料そのものの香りを軽くマスキングしているので油っぽさを感じにくく、椿油の美髪力を手軽に実感していただけます。

おすすめのご使用タイミングは、タオルドライ後、ドライヤーで乾かす前の半乾き状態のときです。髪の内側から全体になじませて、ブラッシングしていただくとムラなく行き渡らせることができます。最初は少量から試して、髪の長さやボリュームにあった量をみきわめてください。また、手に残ったクリームは、洗い流すのではなくそのまま手肌になじませていただいて大丈夫です。